勝山市議会 > 2022-03-24 >
令和 4年 3月定例会(第5号 3月24日)

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  1. 勝山市議会 2022-03-24
    令和 4年 3月定例会(第5号 3月24日)


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    最終取得日: 2023-06-14
    令和 4年 3月定例会(第5号 3月24日)                   令和4年3月               勝山市議会定例会会議録第5号 令和4年3月24日(木曜日) ───────────────────────────────────────────                         令和4年3月24日(木曜日)午前10時開議 第 1 議案第128号 勝山市立中学校再編準備委員会条例の制定について 第 2 「議案第63号 令和4年度 勝山市一般会計予算」の訂正の件 第 3 議案第 63号 令和4年度勝山市一般会計予算 第 4 陳情第  8号 中学校を勝山高校敷地内に建設することに反対する陳情書 第 5 議案第 64号 令和4年度勝山市国民健康保険特別会計予算 第 6 議案第 65号 令和4年度勝山市後期高齢者医療特別会計予算 第 7 議案第 66号 令和4年度勝山市介護保険特別会計予算 第 8 議案第 67号 令和4年度勝山市育英資金特別会計予算 第 9 議案第 82号 勝山市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部改正に             ついて 第10 議案第 83号 勝山市職員の給与に関する条例の一部改正について 第11 議案第 84号 勝山市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一             部改正について 第12 議案第 85号 勝山市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
    第13 議案第 86号 勝山市附属機関の設置に関する条例の一部改正について 第14 議案第 87号 勝山まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定につい             て 第15 議案第 88号 猪野瀬まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定につ             いて 第16 議案第 89号 平泉寺まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定につ             いて 第17 議案第 90号 村岡まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定につい             て 第18 議案第 91号 荒土まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定につい             て 第19 議案第 92号 北郷まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定につい             て 第20 議案第 93号 鹿谷まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定につい             て 第21 議案第 94号 遅羽まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定につい             て 第22 議案第 95号 にこにこ地域づくり基金条例の制定について 第23 議案第 96号 勝山市税条例の一部改正について 第24 議案第 97号 第4次勝山市地域福祉計画の策定について 第25 議案第 98号 勝山市ホームヘルパー派遣手数料条例の廃止について 第26 議案第 99号 勝山市福祉健康センター「すこやか」の設置及び管理に関する             条例の一部改正について 第27 議案第100号 勝山市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一             部改正について 第28 議案第101号 勝山市育英基金条例の一部改正について 第29 議案第102号 勝山市教育会館の設置及び管理に関する条例の一部改正につい             て 第30 議案第104号 勝山市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正につい             て 第31 議案第105号 勝山市民会館の設置及び管理に関する条例の一部改正について 第32 議案第106号 勝山市生涯学習センター「友楽喜」の設置及び管理に関する条             例の一部改正について 第33 議案第107号 勝山市視聴覚ライブラリー設置条例の一部改正について 第34 議案第108号 白山平泉寺歴史探遊館まほろばの設置及び管理に関する条例の             一部改正について 第35 議案第109号 北郷の庄屋屋敷 重要文化財木下家住宅の設置及び管理に関             する条例の一部改正について 第36 陳情第  7号 北陸新幹線が大阪へ延伸するまで、特急「サンダーバード」「             しらさぎ」をJR西日本・JR東海の運営・運行で現行のまま             存続させることを求める陳情 第37 陳情第 10号 インボイス(適格請求書)制度の中止を求める陳情 第38 議案第 68号 令和4年度勝山市下水道事業特別会計予算 第39 議案第 69号 令和4年度勝山市農業集落排水事業特別会計予算 第40 議案第 70号 令和4年度勝山市水道事業会計予算 第41 議案第 71号 令和4年度勝山市市有林造成事業特別会計予算 第42 議案第110号 勝山市地区計画等の案の作成手続に関する条例の制定について 第43 議案第112号 債権の放棄について 第44 議案第114号 勝山市水道水源保護条例の一部改正について 第45 議案第115号 勝山市滞在型コンベンション施設勝山ニューホテル」の設置             及び管理に関する条例の廃止について 第46 議案第116号 財産の処分について 第47 議案第117号 解約金の額を定めることについて 第48 議案第118号 勝山市企業振興条例の一部改正について 第49 議案第119号 勝山市道の駅「恐竜渓谷かつやま」の設置及び管理に関する条             例の一部改正について 第50 議案第120号 はたや記念館「ゆめおーれ勝山」の設置及び管理に関する条例             の一部改正について 第51 議案第121号 恐竜のまち構想基金条例の廃止について 第52 議案第122号 勝山市原山地域振興基金条例の廃止について 第53 議案第123号 勝山市市民交流センターの設置及び管理に関する条例の一部改             正について 第54 議案第124号 勝山市立北谷コミュニティセンターの設置及び管理に関する             条例の一部改正について 第55 議案第125号 勝山市立野向コミュニティセンターの設置及び管理に関する             条例の一部改正について 第56 議案第127号 大蓮寺バイパス幹線整備工事請負契約の変更について 第57 陳情第  6号 シルバー人材センターに対する支援を求める意見書の提出につ             いて 第58 陳情第  9号 「水田活用の直接支払い交付金」の見直しの中止を求める陳情 第59 議案第 81号 第6次勝山市総合計画の策定について 第60 議案第129号 勝山市教育委員会教育長の任命について 第61 議案第130号 勝山市議会委員会条例の一部改正について 第62 意見書案第6号 シルバー人材センターに対する支援を求める意見書 第63 意見書案第7号 中華人民共和国による人権侵害問題に対する意見書 第64 決議案第 1号 ロシア連邦によるウクライナ軍事侵攻に断固抗議する決議 第65 委員長報告 本日の会議に付した事件 第 1 議案第63号から議案第71号、議案第81号から議案第102号、議案第10     4号から議案第110号、議案第112号、議案第114号から議案第125号     、議案第127号から議案第130号、陳情第6号から陳情第10号、意見書案     第6号から意見書案第7号、決議案第1号 第 2 委員長報告 出席議員(16名)       1番  松 本 聖司郎 君      2番  中 山 光 平 君       3番  安 岡 孝 一 君      4番  冨士根 信 子 君       5番  高 間 清 一 君      6番  久 保 幸 治 君       7番  竹 内 和 順 君      8番  吉 田 清 隆 君       9番  下 牧 一 郎 君     10番  近 藤 栄 紀 君      11番  下 道 惠 子 君     12番  丸 山 忠 男 君      13番  松 山 信 裕 君     14番  帰 山 寿 憲 君      15番  乾   章 俊 君     16番  山 田 安 信 君 欠席議員( 0名) 説明のため出席した者    市       長      水上 実喜夫君    副   市   長      小沢 英治 君
       教育長            梅田 幸重 君    政策幹(兼)危機管理幹監理・防災課長                   伊藤 寿康 君    地域振興幹農林政策課長(併)農業委員会事務局長                   山本 典男 君    技幹都市建設課長(兼)建築営繕課長                   木下 秀樹 君    消防長            本田 康雄 君    総務課長           三屋 晃二 君    財政課長           壺内 幹治 君    教育委員会事務局長(兼)教育総務課長                   北川 昭彦 君 事務局出席職員      局   長  山 岸 善太郎      書   記  今 井 正 敏      書   記  櫻 井 光 雄                 午前11時35分開議 ○議長(乾 章俊君) これより本日の会議を開きます。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) 会議録署名議員は前回のとおりであります。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) この際、諸般の報告をいたします。 ○議長(乾 章俊君) 議会運営委員会から、勝山市議会委員会条例の一部改正について、議案第130号、中華人民共和国による人権侵害問題に対する意見書、意見書案第7号、ロシア連邦によるウクライナ軍事侵攻に断固抗議する決議、決議案第1号の計3件が提出されております。 ○議長(乾 章俊君) 次に、建設産業委員会から、シルバー人材センターに対する支援を求める意見書、意見書案第6号が提出されております。 ○議長(乾 章俊君) 次に、山田安信議員 他4名から、議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算に対する修正案が提出されております。 ○議長(乾 章俊君) 次に、市長から提出事件について、次の文書が参っております。                                   勝総発第1573号                                   令和4年3月24日  勝山市議会議長  乾 章俊宛           勝山市長 水上実喜夫                 議案の追加送付について  開会中の勝山市議会3月定例会に提出するため、次の議案を追加送付します。  送付議案は、議案第128号及び議案第129号の2件であります。  これら2件については、既にお手元に配付してありますので、朗読は省略いたします。  以上で諸般の報告を終わります。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) これより日程に入りまして、日程第1、議案第128号、勝山市立中学校再編準備委員会条例の制定についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 ○議長(乾 章俊君) 北川教育委員会事務局長。            (教育委員会事務局長 北川昭彦君 登壇) ○教育委員会事務局長(北川昭彦君) ただいま上程されました議案第128号、勝山市立中学校再編準備委員会条例の制定について、御説明いたします。  本案は、令和4年4月より、勝山市立中学校再編準備委員会を立ち上げ、協議を開始したいため制定するものです。  当該準備委員会につきましては、条例に基づく附属機関の設置案件として、当初の議案に提出すべきところではありましたが、本日の追加議案になってしまったことについて深く、深くおわび申し上げるとともに、今後、このようなことがないよう十分注意いたします。大変申し訳ございませんでした。 ○議長(乾 章俊君) これより質疑に入ります。               (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております本件については、総務文教厚生委員会に付託いたします。 ○議長(乾 章俊君) 暫時休憩いたします。           ―――――――――――――――――――――――                 午前11時39分 休憩                 午後 4時 7分 再開           ――――――――――――――――――――――― ○議長(乾 章俊君) 再開いたします。 ○議長(乾 章俊君) 日程第2、議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算の訂正の件を議題といたします。  訂正理由の説明を求めます。 ○議長(乾 章俊君) 壺内財政課長。              (財政課長 壺内 幹治君 登壇) ○財政課長(壺内 幹治君) 上程されております議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算について原案の訂正をお願い申し上げます。  お手元に配布してあります議案の訂正(正誤)についてのとおり、(1)歳入歳出予算事項別明細書、3、歳出に記載のあります140ページ、7款、商工費、1項、商工費、3目、観光費の説明のうち、9番、観光PR魅力アップ事業費、18節、負担金、補助及び交付金、映画「おしょりん制作運営委員会負担金100万円を削除し、141ページ、10番、観光事務諸経費、18節、負担金、補助及び交付金に北陸新幹線開業記念事業協力金100万円を追加していただきたく、おわび申し上げますとともに、御承認をお願い申し上げます。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第63号の訂正の件については、これを承認することに御異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第63号の訂正の件については承認されました。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) 次に、日程第3、議案第63号及び日程第4、陳情第8号の2件を一括議題といたします。  これら2件については、かねてその審査を予算委員会に付託してありましたので、これより同委員長から審査経過並びに結果の報告を求めることにいたします。 ○議長(乾 章俊君) 松山予算委員長。              (予算委員長 松山信裕君 登壇) ○予算委員長(松山信裕君) 予算委員会に付託されました事件に対する審査経過並びに結果の報告をいたします。  本委員会では、付託を受けました議案2件及び陳情1件の計3件うち議案1件につきましては、10日の本会議で議決されましたので、残り2件につきまして、去る15日、16日、17日、18日の4日間にわたり委員会を開き、理事者から詳細な説明を聴取し、慎重に審査をいたしました。  その結果、議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算については、一部訂正の申し出を了とし、可決することに決しました。  また、陳情第8号、中学校を勝山高校敷地内に建設することに反対する陳情書については、不採択とすることに決しました。  審査においては、市民の大変関心の高い中学校再編について時間を費やし、多くの議論が交わされました。  中学校を勝山高校敷地内に建設することに反対の立場からは、ジオアリーナへつながる地下道利用について治安が保たれない、中学校独自の体育館は必要、特別教室や職員室を高校校舎内に設けることには問題がある、陳情における4,000人以上の署名を重く受けとらないのか、市民の理解が得られていないので、拙速に進めず、もっと市民の意見を聞くべきなど、たくさんの意見が出されました。  一方、賛成の立場からは、中学校再編に関してはもう十数年議論してきた、設置場所については長年意見がまとまらず、やっとの思いで勝山高校敷地内での設置案となったなどの意見が出されました。  本委員会の結果としまして、冒頭に報告いたしましたとおり、陳情については不採択とし、予算案については可決することに決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(乾 章俊君) 議案第63号に対して、山田安信議員他4名から、修正案の動議が提出されております。 ○議長(乾 章俊君) この際、提案理由の説明を求めます。 ○議長(乾 章俊君) 山田安信議員。               (16番 山田安信君 登壇) ○16番(山田安信君) 山田安信です。  私は、5名の議員が提出した、議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算に対する修正案について提案理由の説明を行います。  まず、一部訂正させていただきます。  事項別明細書の14款、予備費の合計額の6,383万7,000円を6,283万7,000円に訂正いたします。この1点だけ、ミスが起こっておりますのでよろしくお願いいたします。  さて、この修正案は、議案第63号の第1表、歳入歳出予算の歳出、10款、教育費、3項、中学校費、4目、学校建設費のうち、中学校再編施設整備事業費の委託料として計上されている測量委託費基本計画策定委託費の合計1,287万7,000円を減額し、同額を14款、予備費で増額するという、実にシンプルな内容です。  まず、この修正案は、予算案全体には影響を与えないで誰もが賛成できるように配慮しているのが最大の特徴です。  この修正案で、予算全てに反対したという批判を許さず、もし予算を否決したら大混乱を招くという言いわけも通用しないようにしました。  しかも、予算委員会では、予算案についての採決でしたが、この修正案は予算案よりも優先して採決されます。  つまり、この修正案は、予算委員会の採決に縛られずに誰もが賛成できるという特徴もあります。  そこで、同僚議員の皆さんに改めて訴えます。この修正案に賛成しても大丈夫ですよ。  次に、本論のこの修正案の目的と内容について説明します。  この修正案は、勝山高校の敷地内に建設することに賛成と反対を今は踏み絵にしないのが最大の特徴です。  もし、議案第63号を修正せずに議会が認めれば、予算執行は行政の権限になります。  この予算執行権限を持つ行政が、議会に提出した勝山市立中学校基本計画策定業務案には、勝山市立中学校再編計画を踏まえて基本計画を策定すると明記しています。  この勝山市立中学校再編計画とは、勝山高校の敷地内に中学校を建設することが前提となっているんです。
     しかも、行政は、この説明資料を変更するとは言わずに、意見を反映したものにするというだけで、これまで同様に意見は聞くが勝山高校に建設することは変えないという態度です。  この姿勢を変えさせるには、議会が市民と議会が納得しない限り、この事業費の執行は認めないとするしかありません。  この修正案は、議会の議決権によって、これを確実に実行するものです。  それでは、勝山市の強硬な対応は、肝心の市民の理解を得ているのでしょうか。  市民署名は、市内で4,017名、市外で335名、合計4,352名に達しているそうです。  この市民署名の表題は、中学校を勝山高校敷地内に建設することに反対すると明確ですが、陳情事項は令和4年度に基本構想、基本計画を策定する予算を認めないこととしています。  陳情審査の前に行われた市民署名の呼びかけ団体の川村信治さんは、賛成でも反対でも、みんなでもう少ししっかり自由で平等な議論をしたりできる機会や時間を持つ工夫を生み出してくださいと言われました。  陳情を提出した方々が、反対を押しつけるんじゃなくて、どちらが市民の支持を得るのか話し合いで決めようと求めてるんです。  市民がこんなにも配慮深いのに、行政が計画に固執するのなら、議会が良識を発揮すべきときです。  そのためには、この事業費の実施の前に、話しあいの機会を作るべきですし、これを今できるのが議会だと思います。  この修正案に賛成して議会の良識を示そう、私は皆さんに心から呼びかけます。  2つ目は、中高連携は勝山市だけでは決められず、高校を持つ福井県も当事者ということです。  3月16日に福井県高等学校教職員組合が、福井県教育委員会勝山高校敷地統合中学校の校舎を建設することについて県教委が一方的に了解したことに抗議するとして、撤回を要求しました。  これは衝撃的なことです。  現場の高校の先生方の理解と納得が得られていないんです。  梅田教育長は、これは福井県教育委員会の問題などという態度ですが、この状況で基本計画を作れるのでしょうか、現場の先生の意見すら無視して強行するのでしょうか、こんな強権的な姿勢で子供たち教育環境がよくなるのでしょうか、私は逆だと思います。  しかも、こんな行政の態度に追随するのは議会の自殺行為だと考えます。  三つ目は、現場の先生の意見を聞かずに進めてきたのは高校だけではなく、市内の義務制でも同じです。  小中学校の先生方から意見を聞いたのは、市民説明会と同じ時期で、これでは計画の後づけです。  しかも、校長会が意見をまとめたのは、市民説明会が終わった11月ですから、せっかくの先生方の意見が市民の判断には生かされていません。  しかも、驚くことに、私がこの文書は情報公開請求すれば誰もが見られるのだから、勝山市のホームページにも載せて、市民の議論に役立てるべきだと提案したのに、校長会が教育委員会に提出したもので、市民への公表は避けたいと言っていると校長会の責任にして、公表を拒否しています。  梅田教育長は、この計画は子供たちの教育のためだと力説しますが、そうなら現場の先生方や行政職員にも何の心配もなく自由に意見が言える環境を作ることが、何よりも必要です。  ところが、現実は、現場の先生の意見すら市民に隠す、こんな対応で子供たち教育環境がよくなる議論ができるでしょうか、私はできないと考えます。  だから、議会がこの事態の解決を厳しく求めるべきだと考えます。  四つ目の問題は、全国事例すら調査と検討をしないで計画を決めていることです。  文科省でも、中高連携は全国一律には実施せず、先行事例を検証しながら慎重に進めています。  ところが、勝山市は勝山市に似た事例の検証すら全くしていません。  勝山市の計画に類似する同居型連携が全国で5校しかなく、いずれも小規模校ばかりだと説明したのは今議会が初めてで、もちろん検討委員会でも市民説明会でもこの事実すら知らされていません。  さらに梅田教育長が、県内の連携型は中学校と高校が離れているからうまくいかない、くっついていればうまくいくと説明してきましたが、今議会で私がくっついていてもうまくいかなかった事例として秋田市立御所野学院の記事を紹介して、勝山市の計画が同じ事態になるとは言わないが、全国の事例を調査して検討することが必要だと提案しました。  ところが、これも聞く耳を持たずに強行する態度です。  子供たちの教育を一番に考えているなら、絶対に失敗しないよう慎重の上にも慎重こそ必要です。  もう一度言います。  この修正案は、勝山高校の敷地内に建設することに賛成と反対を今は踏み絵にしていないのが最大の特徴です。  しかも、これだけの問題が指摘されているのに修正案に反対することは、市民の意見は聞かないと宣言するに等しいと厳しく指摘しておきます。  三つ目の論点は、委託事業費の1,200万円が無駄になる危険があることです。  行政も議会も、市民の多数が勝山高校の敷地内に建設に反対するなら、この計画は実施できないという認識では一致しています。  しかし、現実は、行政と議会が4,000人の署名では市民の多数とは認めないという態度です。  それなら、行政や議会の良識には頼らずに、市民の多数が勝山高校の敷地内に建設に反対してることを示して、決着をつけようと市民運動が巻き起こることは容易に想定できます。  すでに4,000人以上の署名があり、教育現場からも高教組が撤回を求めている、専門家からも問題だと指摘をされている、これが現状ですから、今後は反対の声が必ず市民の多数になるでしょう。  そうなると、勝山高校の敷地内に建設する前提で策定された計画は無駄になります。  つまり、契約条件が整わないのは、強行した勝山市の責任ですから、計画策定が完了しなくても委託業者から支払いを求められる可能性あります。  しかも、こうした事態になる危険性は事前に予測できており、この注意義務を怠ったから1,200万円が無駄になったとして、市民から損害賠償請求されることも想定できます。  こんな事態を避けるには、勝山高校敷地内に建設することの是非の議論と判断は、この委託事業の前にすべきです。  そのためには、今議会でこの修正案に賛成する必要があると指摘しておきます。  最後に、同僚議員の皆さんに訴えます。  市民の声を聞いてください。そのためにこの修正案に賛成してください。  市政の主人公である市民の皆さんにも訴えます。  もし、行政も議会も市民の声を無視するなら、無視できなくなるまで頑張りましょう。  日本も勝山市も独断では物事が決められない民主国家だということを市民の声で示しましょう。  最後にもう一度言います。  誰にとっても最悪な事態にはならないように、同僚議員方々の良識でこの修正案が可決することを期待して提案理由の説明といたします。 ○議長(乾 章俊君) 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより委員長報告及び提案理由の説明に対する質疑に入ります。               (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 ○議長(乾 章俊君) 久保幸治議員。                (6番 久保幸治君 登壇) ○6番(久保幸治君) 日本共産党の久保幸治です。  私は、議会に提出されました議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算に対する修正案に賛成し、その賛成討論をまず行います。  この修正案は、提案理由の中でも述べられていますが、予算全体には触らずに中学校再編施設整備事業の委託料を削除して予備費に組み替えるというものです。  なぜ、この修正案が提出されたのか、出されたのか、これ市民約4,500人の声に耳を傾け、その思いに心を寄せるということで出されたわけです。  現在、市内の3中学校は、世界の教育機関としてのWHOが推奨する1学校を100人規模の小さな学校、小さいクラスそのものです。  確かに、市内の小学校は世界レベルの適性規模が多いと教育長も答弁で認めています。  中学校に関しても、この世界規模の教育環境です。  この3中学校を潰して、勝高の敷地に建てるという計画を一部の市民が知ったのは、本当に去年の夏ごろだったでしょうか。  以後、多くの市民がこの計画の内容を知ることになって、そして市民それぞれの思いや観点から意見を述べ出したわけです。  それは、教育という観点から、そして学校という地域のインフラとしての観点から、保護者の利便性であったり、まちづくりということであったり、その学校がなくなった、そういうことによって移動する人口であったりまた財政問題であったり、この計画に関し、市民が自分の意見、主張を市に、議会に伝えていこうとしてるのです。  で、市民は何をどうやって伝えようとしたのか。  今回の陳情では、市民が何もわからない、知らないままで学校がなくなったりするのは嫌だと、とにかく市民との議論、意見交換をもっとしてほしいんだと、メリットと夢のような話ばかりで市民には説明をしたという強行突破のための10回前後で500人は集めたんやというのは、この既成事実づくりのような説明会、市民は納得してないわけです。  市が予算、税金を使って集めた人数の9倍近い約4,500人の署名、これを手弁当で集めているわけです。  その署名の目的というのは、この計画を一時立ち止まってほしいと、この願いです。  中学生再編の整備事業費、これをつけないでほしいと。  なぜか。この予算がつけば、計画が市民の思いや意見から離されていって、どんどん進んでいってしまうんじゃないか、こう市民は恐れたわけです。  市民は、この計画を一時ストップさせて、広く市民との意見、議論、交換、こういうのを望んでいます。  聞けば勝山市民だけではなくて、高等学校の教職員の組合の方々、まあ現職の先生たちでしょうが、福井県の教育委員会にこの計画の抗議をし、撤回を要求されたと聞きました。  教育委員会の、いわゆる仕返しみたいなのも恐れ、物言えぬ現職の先生の多い中で、教育者として声を上げられることには本当に敬意を表したいと思います。  ともあれ、約4,500人の署名、現役の先生方、これが声を上げて聞いてほしいという行動に出ているわけです。  行政を司る人を公僕とも言います。これは、公衆に奉仕すべきものとして役人、公務員を指す言葉です。  その奉仕というのは、利益を目的とせずに人のために尽くすということ、こういう意味があります。  この人のために尽くすということは、市民のことです。勝山で生きる人ですよ。そして、署名を書いてもらった4,500人のことですよ。  この人たち、市民の声を聞かない、無視するということは、公務員の資格はないと自分で宣言するにも等しいんですよ。  市民の陳情を否決して、そして推進予算を認めるのは、市民の声を完全に無視するということです。  行政が、市民の声を聞かずに暴走するときに、これをいさめ、再検討を促すことに議会はその存在意義があるはずです。行政も議会も一緒になって暴走したんでは、このまちやこの市民は救われませんよ。  議会制民主主義の中で選ばれた議員というのは、市民の声の代弁者であり、常に市民とともにあるべきだと、私はこの誰も傷つけず、少し立ち止まってほしいという市民の声に耳を傾けるということを示す本修正案に、本当に多くの議員の方々の賛同を願っています。  この修正案に対する賛成討論といたします。  次に、議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算並びに陳情第8号、中学校を勝山高校敷地内に建設することに反対する陳情について反対討論します。  まず議案第63号ですが、今回の予算の全てを反対するものではありません。福祉やインフラなど市民の生活に多くの大切な予算も計上されており、中でも保育園、認定こども園を利用する方への支援として保育料の軽減のための予算は、一見地味なようですが、子育ての世代には大きく力になり、ひいてはその利用者の声が勝山市のイメージアップにつながっていきます。  これは評価できる予算だと思います。  次に評価できるのは、文化振興費の市民総合文化祭事業費委託料の2割もの大幅な予算をつけていることです。  事業の目的としては、市民及び市内の文化団体の日頃の文化活動の成果を発表する場所を提供し、市民の芸術活動を底上げするとともに勝山市の文化芸術振興の発展を目指すと目的にはあります。  市民が文化芸術の実践から得るものは多くあります。それは、生きがいであったり、挑戦であったり、技能の向上、精神の鍛錬、個人が持つ多様性とともにその種類は本当に多く、何よりも大切なことは、文化芸術の実践が自分の主張とともに他の芸術や文化の主張を培われた創造力で認め合い、切磋琢磨することです。  団体数で100を超え、おそらく1,000人ぐらいの方が、何らかの形で取り組む文化芸術に関して事業の持つ意味や目的をよく理解し、勝山市の文化芸術振興発展のために5万円も金額を増額したという、市民文化芸術が持つ有効な人間の形成に真の理解と心から発展を願っていることと、私はこれは大変な評価をしています。  今回の予算には、公共料金などを下げるような、値下げをしていくような予算は見えません。20年以上にわたるデフレの経済の中で所得は伸びず、結果的に消費が落ち込むという負のスパイラルが長年続いてきているわけです。  そして、コロナによる経済の停滞が加重されて、さらにはガソリン代、燃料や食料品などの物価の高騰など悪条件が今重なっている状況です。  市民生活は本当に困窮していると思います。  コロナ対策として予算は組んでいますが、いずれも私から見ればばらまき感が強く、本当の意味での市民の救済、困窮される市民の救済に効果的につながる工夫というのは見られないように思います。  公共料金の値下げ、これは多くの市民、特に低所得者の方々にとっては、誰もが恩恵を受ける公平な事業であり、望まれるものです。  と同時に、国保税の引き下げ、これなんかは今こそ行うべきであり、所得の低い方が多く加入するこの制度の高額な保険料に市民は苦しんでいるわけです。
     一世帯当たり1万円の値下げは、その期間が仮に限定であったとしても、加入者の支えになります。  しかも、一般財源ではなくて、加入者が積み立てた加入者のお金です。  この基金の一部を今こそ加入者に返還すべきです。  討論時間も制限されておりますが、陳情8号について討論します。  このような陳情8号、中学校を勝山高校敷地内に建設することに反対する陳情ですが、このような予算の中で、今回の学校建設費中学校再編施設整備事業1,283万7,000円ですが、4,500名近くの市民から陳情という形でストップがかかりました。  陳情の内容は、市長、副市長、教育委員長だけで再編を進めていくのではなくて、この再編に市民も意見を述べ、議論していきたいんだと、この再編に関し市民も参加していきたいと、だから予算を決めてなし崩し的にやってしまわないでほしいと、こういうことなんです。  言い換えれば、市民の声を聞いてほしいという願いですよ。  公務員、行政は、市民の声を聞くのは基本中の基本でないですか。  それでも4,500人の署名は市民の声ではないと、まだ少ないと言われるわけですか。  仮に、市民の声を無視して行った再編が何年か後に失敗したとします。そのときには、あのときは議会が賛成したのですよというわけですよ。  もう既に陳情を不採択して予算を通すというようなことは、うわさ的に市民に広がってきています。  市民の声が届かない、声を聞かない行政と議会に対して、多くの人たちが憤りを感じ、悲しみ、そして苦しんでいます。  再編に関し、問題が起きるころには、今の人は役人を退職したり、議員は引退をしているから問題ないと、関係ないと、そう思ってはいませんか。  これほど市民の声を無視されたという市民感情は、もうこれは一揆ですよ。ちなみに、一揆というのは、暴力ではないんですよ、一揆の揆というのは心という意味で、心を一つにするということです。これが一揆です。  市民は心を一つにしてますよ。  市民の声を聞くことを拒否し、聞かなかった役人も議員も市民の手によってつくられた石の銘板などに市民の声を聞かなかった、無視したという板行が刻まれて、その名前も末長く保管されることにだってなりかねません。  討論時間も制限されており、多くのこと、市民の声をここで述べることはできませんが、市民の声を聞き、市民とともに歩む行政、議会であってほしいと心から願って討論を終わります。 ○議長(乾 章俊君) 山田安信議員。               (16番 山田安信君 登壇) ○16番(山田安信君) 日本共産党の山田安信です。  私は、陳情第8号、中学校を勝山高校敷地内に建設することに反対する陳情書は採択すべき、さらに議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算に対する修正案には賛成し、議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算には反対する、この立場から討論します。  まず陳情第8号、中学校勝山高校敷地内に建設することに反対する陳情書は、他の議案にも関係しますし、多くの市民から注目されている問題ですので、最初に述べます。  この陳情の市民署名の表題は、中学校を勝山高校敷地内に建設することに反対すると明確ですが、陳情事項は令和4年度に基本構想、基本計画を策定する予算を認めないこととしています。  請願審査の前に行われた署名呼びかけ団体の川村信治さんは、賛成でも反対でもみんなで、もう少ししっかり自由で平等な議論をしたりできる機会や時間を持つ工夫を生み出してくださいと言われました。  こうした配慮のある陳情を議会が否決したら、議会の良識が問われると私は考えます。  勝山高校同居型連携の検討が具体的に始まったのは、10年前ではありません。昨年の2月県議会からですよ、具体的には。まだ1年しかたってない、市民説明会が始まったのは昨年の7月末です。  なぜ、こんなにも短期間に、こんなにも多くの市民が署名されたんでしょうか。  1番の問題は、体育館もグラウンドも特別教室も勝山高校に間借りするということで、教育環境が今よりも悪くなる、これはだめだと気がついたからでしょ。  そもそも、突然、地下通路をつくると計画を修正したら、実はこれもだめだという声が広がったんです。  勝山高校の敷地に中学校を建設しなければ、こんな大問題にはならなかったんです。  だから、立ち止まって冷静に勝山高校の敷地に中学校を建設することの是非を話しあおうといわれているんです。  なぜ、これを否決するのか、私には全く理解できません。  今議会で新たな問題も明らかになっています。  一つは、教育現場の当事者でもある高教組が、福井県教育委員会に一方的に了承したことに抗議するとして撤回を求めました。  二つ目は、勝山と類似した同居型連携は全国で5校しかなく、いずれも小規模校で、勝山市のような適正規模の事例がない、これが今議会で初めて明らかになったことです。  三つ目は、中学校と高校をくっつけたのにうまくいかなかった事例が、これも今議会で初めて明らかになったんです。  これらは、勝山高校の敷地に中学校を建設することの是非にも影響する大問題なのに、考えもせずに強行するという対応でいいんですか。  福井県は、学力テストで全国トップクラスだといわれ、勝山市は県内でもトップクラスだそうです。  つまり、勝山市は小中学校とも小規模校ばかりですが、全国トップクラスということになります。  しかも、小学校も高校も小規模校でも維持するのに、なぜ中学校だけ小規模校ではだめなのか、そうではなくて、勝山市は少子化で小規模校は避けられないが、小規模校でも全国トップクラスを維持発展させる、その工夫と努力に全力つくすべきなのに、わざわざ問題が指摘されている勝山高校との同居型連携を強行するんでしょうか。  子供たちの教育を第一に考えるなら、問題が指摘されている勝山高校との同居型連携そのものを考えるべきです。  議会もこれに同意するなら、この陳情は採択すべきです。  この陳情には市民署名がつけられ、その数は合計4,352人だそうです。  私は、代表質問でも、区長会などの団体に頼らず、市民の自発的な行動でこんなにも短期間に有権者の約2割もの署名が集められたと紹介しましたが、私の質問以降も増え続けています。  私たちは、これだけの市民が署名された重さを議会は重く受け止めるべきだと考えます。  もし、市民の声がぎゅっと詰まったこの陳情を議会が否決したら、議会が民意を踏みにじったと厳しく批判されるし、議会の評価は地に落ちる危険があると考えます。  予算委員会の審査の際に、梅田教育長などが市民署名の批判をしましたが、枝葉を見て幹を論じるような態度より、陳情署名の本質を見失った見苦しい言動だし、これは署名に参加した全ての市民を侮辱するもので、公人としては許されないと厳しく批判しておきます。  この陳情は、市民の市政に対する積極的な関与を示しており、この陳情を採択してこそ勝山市の未来が開けると考えます。  市民は敵ではありません。市民こそが主人公なんです。  私たちは、市民に烏合しろと言っているんではありません。  もし、市民の認識が不十分だと考えるなら、市民の理解と納得が得られるまで徹底的に話いあいをする、この努力を怠ることはだめだと言ってるんです。  市民の理解と納得が得られないのに、自説を押しつけたら、これは独裁につながります。  以上の理由により、陳情第8号は採択すべきだと強く指摘しておきます。  次に、議案第63号の修正案ですが、私が提案理由の説明をしましたので、賛成の立場であると表明するにとどめます。  次に、議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算について述べます。  私たちも本予算案には評価する事業もあることを指摘しておきます。  勝山ニューホテルを民間事業者に無償譲渡することは、長い目で見れば市民の負担を軽くし、民間の経営力に依拠することになり、私たちも評価します。  私たちは、勝山市がホテルを取得するときも市民負担で営業することにも一貫して反対してきました。  本予算案にもホテル改修工事費の補助金返還が計上され、重油漏れ対策などの負担があり、市民からの厳しい批判の声があります。  私たちも、これまでの重い責任は行政にあると考えます。  同時に、勝山ニューホテルを勝山市が引き続き運営したら、解体工事費も含めてさらに市民負担が重くなります。これは絶対に避ける必要があります。  私たちも新たな事業者がこのホテルを滞在型観光施設として有効活用されることに期待します。  また、委員会質疑で過疎地域や特別豪雪地帯などの有利な制度を市民生活で活用するとの姿勢でしたので、これについても今後の具体化を期待して評価をします。  また、過去に何度も指摘されながら改善されない事業も多く、この問題は早急な対応を求めます。  特に、有料道路などの法恩寺山リゾート開発に伴う課題や道の駅隣接の産業団地は事前 着工すべきでないと指摘したのに、進出計画が進まない問題、ゆめおーれ等の指定管理制度の再検討が進んでいない問題、その他にも予算委員会で問題点を指摘して解決策も提案しましたので、今度こそ放置せずに対策を講じるべきだと指摘をしておきます。  さらに、この予算案には賛成できない事業が数多くあります。  本予算案に、にこにこ地域づくり基金積立金2億5,250万円が計上されています。  私たちは、関連する議案第95号の基金条例にも反対ですが、その理由の第一は、この事業とそっくりな平成25年度から令和2年度に各公民館単位に配分した地域力向上事業補助金約9,000万円の事業効果が検証されてなく、これでは課題も対策も事業効果さえも曖昧な事業になる危険が高いと考えます。  反対理由の第二は、各地区の配分の考え方で、住民一人当たりの配分額は北谷地区では約20万円、勝山地区だと6,870円、村岡地区だと8,470円と格差があって、公民館の指定管理をしてると500万円が加算されます。  過去の地域力向上事業は、財源が発電所の売却費だったので、北谷地区と野向地区の地元を有利な条件にしましたが、今回の配分の考え方には私は問題があると考えます。  反対理由の3点目は、公民館の正職員を廃止して、しかも区長会に企画運営を任せる、まさに丸投げです。  区長さんはいまや民間人で、文書配付などの委託業務以外はボランティアです。  予算委員会で副市長は、各公民館に市職員2名を配置すると説明しますが、まさに泥縄です。  私たちは、こんな安易な考えとばらまきになる危険がある事業には反対です。  さらに、本予算案には、福井県立大学恐竜学部の誘致に伴い、代替え用地費や整備費などが含まれています。  議会に提出された資料では、大学キャンパス用地に恐竜の森の第三駐車場が約7,500平米を無償貸与し、この代替え用地3,280万円と代替え駐車場整備の設計測量調査費880万円、さらに今後これに加えて、工事費などで約1億円になるとしています。  この費用は、福井県は負担せず、全て市民負担になってしまいます。  私は、恐竜博物館が予約制になったので駐車場は不足しない可能性があるし、そもそも恐竜博物館の入館者のための駐車場は福井県が確保する責任があることや、Park−PFIでホテルを建設するなら、駐車場をホテル事業者が整備できないか、知恵と努力で市民負担が軽減できると指摘をしました。  大学キャンパス駐車場の除雪も勝山市が負担するなど、誘致側の弱みにここまでするかと感じます。  これまでも勝山南高校跡地の保障費約1億円を勝山市が負担したことがありました。  こうした事例からは、勝山高校の敷地内に中学校を建設するときも福井県の対応は甘くないと考える必要があると指摘しておきます。  討論の制限から全ての問題を指摘できませんが、予算委員会で指摘したことも含めて私たちは議案第63号には反対を表明して討論を終わります。 ○議長(乾 章俊君) 高間清一議員。                (5番 高間清一君 登壇) ○5番(高間清一君) 市民の会の高間でございます。  私、市会議員になって2年余しになります。この演台に立つのは初めてです。  でも、あえて言わせてもらいます。  まず陳情第8号、中学校を勝山高校敷地内に建設する、このことに対して反対する陳情書は不採択となりました。  これは、3つの中学校を1校に統合する、これ、私、前から申しているようにこの案には賛成なんですね、まとめるべきだと。  しかし、勝山高校の敷地内に新しい中学校を建設する、この案には私は賛成できません。  なぜなら、今、一般市民の方々の4,300名余りの陳情書が提出されている以上、もっと市民の声を聞くべきです。  それに、私は一般質問でも述べたように、勝山高校の敷地内では今後、不安材料が多すぎます。  よって、陳情第8号の不採択には反対をいたします。  次に、議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算には、私はほとんど賛成します。  しかし、一部だけ反対をさせていただきます。  それは、この前の予算委員会での行政側からの説明では、私は納得いきません、どうしても納得いきません。  なぜならば、あのときも私、お聞きしましたけれども、勝山高校の敷地内に新しい中学校を建設することが前提なんです。話しあいでないんです、それが前提なんです。  ですから、この予算の測量委託料と基本計画策定委託料の1,200万余しのお金を認めるわけにはいきません。ここだけが私、反対なんです。  今後、これを通してしまえば、市民との間で話しあいがうまくいくはずありません。  今、山田議員から詳しいことは修正案が提出されております。
     ですから、この山田議員の修正案には、私は賛成させていただきます。  以上で討論を終わらせていただきます。 ○議長(乾 章俊君) 冨士根信子議員。               (4番 冨士根信子君 登壇) ○4番(冨士根信子君) 市民の会、冨士根信子でございます。  私は、陳情第8号、中学校を勝山高校敷地内に建設することに反対する陳情書の採択を求めます。  議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算に対する修正案は賛成します。  陳情第8号については、山田議員の発言どおり、市民の4,000名以上の陳情があることから、その趣旨をくみ取って市民の理解を得られるような採択を求めます。  議案第63号、令和4年度勝山市一般会計予算は、全てを反対するものではありません。  議案第63号の修正案については、併設に対する懸念が解消されていない状態であるため、体育館、グラウンドなどの共用に対する教育課程編成や学級活動による自由裁量に不安があること、また教育長が部活動を充実すると言っていたことに対する活動場所が保障されていないこと、これらのことが解消されていないのにもかかわらず、基本計画業務を策定する中学校編成準備委員会案と専門部会の協議は時期尚早だと考えます。  以上のことから、予算の修正案に賛成します。 ○議長(乾 章俊君) 中山光平議員。                (2番 中山光平君 登壇) ○2番(中山光平君) 中山光平です。  私が問題と考える点は、勝山高校の敷地内に新中学校を建設するという部分であるため、共通する陳情第8号の採択を求める討論と議案第63号に対する反対討論、また議案第63号に対する修正案に対しての賛成討論を一括で行います。  私は、議員経験はまだまだ短いものですが、その短い中でも議会、委員会などの中で議員の口から民意という言葉が多く飛び交っていました。  市民から苦情を聞いている、地区の集まりではこんな話があったといった発言をしている先輩議員らを見て、議員になりたてのころは、これが議員かと肌で感じたことを覚えています。  しかし、今議会に提出された陳情第8号に関しては、例外なのだろうかと疑問に思っています。  これまでは、民意というものを自分が見た、聞いたという伝聞に過ぎない形、内容であっても重視されてきたにも関わらず、4,000筆以上も集まった陳情、形ある民意には真剣にとりあっていないのではないか、そんな疑問が湧いてきます。  しかし、懸念として理解できる点もあります。  予算委員会で私は、議案第63号に反対する陳情の採択には、予算全てに反対するリスクがあるので、趣旨採択という方法もあるといった発言をしました。  それは、陳情内容をそのまま採択はできなくとも、市民の意見、意図をくみ取ろう、そういう考えの受け皿も必要だと考えての発言でしたが、残念ながらそれは杞憂であったことが不採択とされた際に理解できました。  民意をくみ取るという議員の思いは、不採択の3文字に納まるものなのか、今一度、議員自身に問う機会であったと認識しています。  中学校再編案に問題を感じているのは、市民だけではありません。  福井県高等学校教職員組合が、福井県教育委員会に出した抗議もそうです。  教育現場の職員からも再編案に問題を感じ、なおかつその進め方も一方的であると強く抗議し、撤回を要求しています。  このように、市民と教育現場から問題点の指摘があっても中学校再編案を前提として進める姿勢が変わらないのであれば、一体何のための市政なのか、何のための議員なのか、中学校再編の問題を中心にそこまで問われている状況だということを我々は強く意識せねばなりません。  今申し上げた問題はほんの一部ですが、他にも教育施設や教育システム、教育のあり方、まちづくり、議員のあり方、行政のあり方、多岐にわたって問題があぶり出された中学校再編案は、抜本的見直しが必要だと考えます。  以上の理由により、議案第63号に反対し、陳情第8号の採択及び議案第63号に対する修正案に賛成するものです。  どうか議員として良識ある決断をお願いいたします。  以上で討論を終わります。 ○議長(乾 章俊君) 以上で討論を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 最初に、陳情第8号について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件に対する委員長報告は不採択でありますので、陳情原案について採決いたします。  本件については、陳情原案を採択とすることに賛成の諸君は、投票機の賛成ボタンを、反対、つまり不採択とする諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。 ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成5票、反対10票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成少数であります。  よって、本件については、委員長報告のとおり不採択に決しました。 ○議長(乾 章俊君) 次に、議案第63号の修正案について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、修正案を可決することに賛成の諸君は投票機の賛成ボタンを、反対の諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。 ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成5票、反対10票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成少数であります。  よって、本件については否決されました。 ○議長(乾 章俊君) 次に、先ほど一部訂正が承認されました議案第63号原案について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君は投票機の賛成ボタンを、反対の諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。 ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成10票、反対5票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成多数であります。  よって、本件については、委員長報告のとおり原案が可決されました。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  この際、議案第128号を日程に追加し、議題といたしたいと存じます。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、この際、議案第128号を日程に追加し、議題とすることに決しました。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) 次に、今ほどの議案第128号及び日程第5、議案第64号から日程第37、陳情第10号までの34件を一括議題といたします。
     これら34件については、かねてその審査を総務文教厚生委員会に付託してありましたので、これより同委員長から審査経過並びに結果の報告を求めることといたします。 ○議長(乾 章俊君) 竹内総務文教厚生委員長。            (総務文教厚生委員長 竹内和順君 登壇) ○総務文教厚生委員長(竹内和順君) 総務文教厚生委員会に付託されました事件に対する審査経過並びに結果の報告をいたします。  本委員会では、付託事件40件のうち、議案6件については、3月10日の本会議で議決をされましたので、残る議案32件と陳情2件について、去る3月11日、17日及び先刻、委員会を開き、理事者から詳細な説明を聴取し、慎重に審査をいたしました。  その結果、議案第64号、令和4年度勝山市国民健康保険特別会計予算  議案第65号、令和4年度勝山市後期高齢者医療特別会計予算  議案第66号、令和4年度勝山市介護保険特別会計予算  議案第67号、令和4年度勝山市育英資金特別会計予算  議案第82号、勝山市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部改正について  議案第83号、勝山市職員の給与に関する条例の一部改正について  議案第84号、勝山市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について  議案第85号、勝山市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について  議案第86号、勝山市附属機関の設置に関する条例の一部改正について  議案第87号、勝山まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定について  議案第88号、猪野瀬まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定について  議案第89号、平泉寺まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定について  議案第90号、村岡まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定について  議案第91号、荒土まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定について  議案第92号、北郷まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定について  議案第93号、鹿谷まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定について  議案第94号、遅羽まちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定について  議案第95号、にこにこ地域づくり基金条例の制定について  議案第96号、勝山市税条例の一部改正について  議案第97号、第4次勝山市地域福祉計画の策定について  議案第98号、勝山市ホームヘルパー派遣手数料条例の廃止について  議案第99号、勝山市福祉健康センター「すこやか」の設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第100号、勝山市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について  議案第101号、勝山市育英基金条例の一部改正について  議案第102号、勝山市教育会館の設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第104号、勝山市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第105号、勝山市民会館の設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第106号、勝山市生涯学習センター「友楽喜」の設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第107号、勝山市視聴覚ライブラリー設置条例の一部改正について  議案第108号、白山平泉寺歴史探遊館まほろばの設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第109号、北郷の庄屋屋敷 重要文化財木下家住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第128号、勝山市立中学校再編準備委員会条例の制定について  以上32件については、いずれも原案のとおり可決することに決しました。  次に、  陳情第7号、北陸新幹線が大阪へ延伸するまで、特急「サンダーバード」「しらさぎ」をJR西日本・JR東海の運営・運行で現行のまま存続させることを求める陳情  陳情第10号、インボイス(適格請求書)制度の中止を求める陳情  以上2件については、いずれも不採択とすることに決しました。  以下、委員会にて審査された内容について、主立ったものを報告したいと思います。  まず、本定例会において福祉健康センター「すこやか」や勝山市民会館など公共施設の設置及び管理に関する条例の一部改正の議案が提出されました。  利用者の利便性向上を図るため、利用料を1時間単位とすることや事後納付を認めるなどの内容ですが、委員からは実質の値上げ、現在も登録団体や地域住民等は減免になっていることから市民原則無料とした方が利用率が上がるなどの意見が出されました。  理事者からは、利用実態に即した規則等を定めていくとの回答がありました。  委員会での採決の結果、全会一致で原案のとおり可決いたしました。  次に、議案第86号、勝山市附属機関の設置に関する条例の一部改正についてでありますが、その質疑の中で市内こども園、保育園については急激な少子化により緊急課題であるため、総合的に検討するようとの意見が出されましたので、今後、適切に対処されるよう申し添えます。  次に、議案第87号から94号の各地区のまちづくり会館の設置及び管理に関する条例の制定についてでありますが、理事者からは小規模多機能自治組織を目指したいとの説明がありました。  委員からは、地域の自主性、企画力を生かしていく趣旨はわかるが、行政の関わりが見えないため住民は心配しているとの意見が出されました。  委員会では、行政もバックアップしていくよう求め、採決の結果、全会一致で原案を可決いたしました。  次に、陳情第10号、インボイス制度の中止を求める陳情についてですが、委員からはインボイス制度の特例を設けてもベースになっている問題は解決しない、消費税に対する課題など意見が出されました。  委員会での採決の結果、不採択となりました。  以上で報告を終わります。 ○議長(乾 章俊君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。               (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 ○議長(乾 章俊君) 山田安信議員。               (16番 山田安信君 登壇) ○16番(山田安信君) 山田安信です。  私は日本共産党議員団を代表して、議案第64号、令和4年度勝山市国民健康保険特別会計予算、議案第82号、勝山市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部改正について、議案第83号、勝山市職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第84号、勝山市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第95号、にこにこ地域づくり基金条例の制定について、議案第128号、勝山市立中学校再編準備委員会条例の制定について、以上6件については反対をし、陳情7号、北陸新幹線が大阪へ延伸するまで、特急「サンダーバード」「しらさぎ」をJR西日本・JR東海の運営・運行で現行のまま存続させることを求める陳情書と、陳情第10号、インボイス(適格請求書)の中止を求める陳情とは採択を求めて討論をします。  まず、国民健康保険税は、他の医療保険に比べて加入者負担が重すぎるという制度的な問題があります。  私たちは、この問題を解決するには、国や都道府県、そして市町村が社会保障制度として財政的に支える必要があり、互助制度などと誤った認識で制度矛盾を放置すべきではないと考えています。  日本の医療保険は国民皆保険なのに保険制度が複数あり、これが国保制度の矛盾を拡大しています。  現役労働者で構成している保険制度は、加入者の所得があり、医療費も少ないという特徴があります。  ところが、病気になって働けなくなると退職とともに国保に加入することになります。  しかも、高齢になるほど病気になるのに、定年になると他の医療制度から国保に移行することになる。  その結果、国保加入者は他の医療制度に比べて一人当たりの所得が少なく、しかも医療費給付が大きくならざる得ないんです。  つまり、国保制度は社会保障としてのセーフティネット機能を担っていることから、国や都道府県、さらに市町村も所得再分配機能を果たすために財政負担をするという合理性があるんです。  国保税が他の医療制度に比べて保険料が高すぎる、加入者の負担能力を超えているという課題を解決する必要があるのに、国は国保への繰出金を少なくして矛盾をさらに大きくしてきたんです。  国保が市町村から都道府県に移行するときに、都道府県が国に財政支援を求めて、国も年間約6,000億円の追加負担をしたのもこうした背景があるからです。  国が国保会計の財政支援を続けるのは、社会保障制度として当然のことだし、さらなる国の負担が必要だと考えています。  同時に、市町村としても独自の支援をしなければ格差は解消しない、これが私たちの主張の根本にあります。  しかも、勝山市では勝山市が負担しなくても国保税は値下げできると考えています。  なぜなら、今議会で可決した令和3年度国保会計補正予算では約2,000万円の基金取り崩しが不必要になり、さらに約2,400万円もの繰越金ができ、それだけでも4,400万円になるんです。  しかも、約3億5,000万円の国保基金残高があるんです。  つまり、国保収支は黒字であり、国保基金を活用すれば国保税は値下げできるんです。  それでは、どの程度の値下げができるか。  国保会計は約25億円で、介護保険会計は約28億円と国保会計より1割程度、実は予算が大きいんです。  この介護保険では、3年ごとに保険料を改定し、1年目は黒字、2年目はとんとん、3年目は黒字を使って赤字を3年間で収支バランスを保っています。  介護保険の担当職員は、今年度は予想以上に繰越金が発生したので、これは次回の保険料改定時に財源として活用し、適正な保険料にすると説明しています。  この制度運用を国保会計でも実施すれば、国保基金3億5,000万円のうち1億5,000万円を活用するだけで加入者一人当たり5,000円の値下げで、年間2,500万円、6年間は十分可能なんです。  それなのに、値下げをしないという予算案には賛成できません。  また、他の医療制度ではあり得ない所得のない子供にまで均等割負担をさせるのは不公平だし、子育て世代に過大な負担をさせるのも問題だと考えます。  議案第96号、勝山市税条例の一部改正については、未就学児の国保税の半分だけを国と県と勝山市が負担するもので、ようやく国も子供の負担を軽減し始めましたが、これでは全く不十分です。  以上、指摘してきた理由により私たちは議案第64号については反対をいたします。  次に、議案第82号、83号、84号は職員等の給料を削減するものですが、これはコロナ禍の影響を考えれば間違った対応だと考えます。  今、日本と勝山市の経済はコロナ危機により国民消費が低迷して企業経営も国民生活も大変厳しい時代になっており、こうした厳しい状況が今後も続くというのは一般的な見方です。  しかも、金融緩和政策で金融市場に公的資金を組み込み、株価を支えてもこれが直ちに実体経済を支えることにはなっていない、これが現実です。  そこで、政府も地方自治体も国民生活を支えて内需による消費を喚起する取り組みを進めてるんです。  ところが、ゴートゥー事業などで人の動きを活発にするとコロナ感染が広がり、人の動きを制限しつつ経済を支えるという特別な手立てが求められているのが現状です。  そうであるなら、国民の消費を地域密着型で喚起する。そうすれば、なるべく人の動きで感染を拡大することを避け、地域消費を拡大させることができるんです。  ところが、民間企業の給料が減ったから公務員給料を下げたら、地域経済が悪化することは明白です。  私たちは、職員給与の削減はコロナ対策で国民の消費を喚起して内需拡大で経済を支える政策に逆行するものであり、これには賛成できません。  もう一つは、行政の取り組みで民間の取り組みを誘導するという政策誘導の役割からもこの時期に職員給与を削減していいのかという問題です。  今政府は、コロナ危機に対応して民間の雇用と給与を維持することを政策目標と設定して持続化給付金や雇用調整助成金を実施しています。  しかも、コロナ危機に危険を承知で奮闘している医療や福祉の従事者の方々にボーナスカットされないように政府に新たな支援を求めてるんです。  こんな時期に職員給与削減することは、この政策とも矛盾すると考えます。
     もう一つは、人事院が民間の給与実態から公務員の給与を判断するとの考え方が、コロナ危機という非常事態の対応から見て本当に適切なのかという問題です。  コロナ危機に直面して大胆な財政出動してでも経済危機を押さえることが直面する政策の柱です。  危機管理とは、通常とは異なる対応を求められる、このことを理解できずにいつもどおりの考え方で対応しては、危機を深刻化させる危険性があると考えます。  私たちは、コロナ危機の状況下で民間の給与実態から公務員の給料を判断するとの考え方は不適切だと考えます。  そもそも職員給与は生活給であるのに、これを維持するのは当然のことと考えます。  それでは、コロナによる経済危機に対応する経費は誰が負担すべきなのか。  私たちはこれまでも指摘してきたとおり、結果として最も利益を得ている株券や金融証券を保有する富裕層などが負担能力に応じて負担することこそ道理ある対応だと考えます。  次に、議案第95号、にこにこ地域づくり基金条例の制定については、議案第63号の反対討論で述べましたので省略いたします。  次に、陳情第7号の北陸新幹線が大阪へ延伸するまで、特急「サンダーバード」「しらさぎ」を現行のまま存続させることですが、そもそもJRと国は、北陸新幹線にフリーゲージトレインを導入して敦賀駅での乗り換えは生じさせないと約束してたんです。  ところが、フリーゲージトレインをお金がかかるといって断念したんですから、それなら現行のまま特急を存続させるのはJRや国の責任ではないですか。  この陳情を不採択にすることは、勝山市までがこの約束違反を認めることになります。断じて認められないと強く指摘しておきます。  次に、陳情第10号、インボイス(適格請求書)制度の中止を求める陳情は採択を求めたいと思います。  これは、陳情第6号でも指摘されているように、インボイス制度の問題は農業者だけの問題ではなくて勝山市シルバー人材センターなどにも影響が及ぶという広範囲に影響が及ぶ大問題になっています。  委員会の審査で、陳情の提出者が問題だなどと筋違いの意見ありましたが、インボイスの問題は立場や考え方の違いで影響が変わるでもないことすら私、理解できないのかなとあきれてきます。  私たちは消費税の導入時に、年間課税売上額が1,000万円以下の事業者は消費税の納税義務を免除するという約束を政府は守るべきだし、こんな弱い者いじめはやめるべきだと勝山市議会として厳しく政府に求めるべきだし、そのためには本陳情は採択すべきと考えます。  最後に議案第128号、勝山市立中学校再編準備委員会条例の制定については、実は理事者が条例の改定が必要であることの認識が欠落していたと認められましたが、これまでの勝山市の事前の検討が不十分なために、ばたばたの対応になってると、この反映であると指摘しておきます。  次に、この委員の構成要件の問題でも、市民署名を進められてきた方々の代表を入れたらどうかと提案しても、これを拒否します。  県教委への関与がこれまでも曖昧で、勝高の校長先生と教頭先生で十分な対応ができるのか、これも疑問です。  このままでは、これまでと同じ事態を繰り返す恐れがあると考えます。  二つ目には、今最大の問題になってるのは勝山高校の敷地内に建設する問題になってます。  この委員会では、梅田教育長は学校運営部会と施設整備部会で検討すると説明し、この専門部会や議会でだめだとなればできなくなると言われました。  そうであるなら、全ての検討に先立って検討すべきだし、そうなればこの設置条件も大幅な変更が必要になると考えます。  以上の理由により、議案第128号には反対をいたします。 ○議長(乾 章俊君) 以上で討論を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) ただいま、総務文教厚生委員長から報告のあった34件のうち、議案第65号から議案第67号及び議案第85号から議案第94号並びに議案第96号から議案第109号までの以上26件を一括して採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) これら26件に対する委員長報告はお聞きのとおりであります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  これら26件については、委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、これら26件については、委員長報告のとおり原案が可決されました。 ○議長(乾 章俊君) 次に、議案第64号について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君は投票機の賛成ボタンを、反対の諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。 ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成13票、反対2票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成多数であります。  よって、本件については、委員長報告のとおり原案が可決されました。 ○議長(乾 章俊君) 次に、議案第82号について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君は投票機の賛成ボタンを、反対の諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。 ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成12票、反対3票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成多数であります。  よって、本件については、委員長報告のとおり原案が可決されました。 ○議長(乾 章俊君) 次に、議案第83号について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君は投票機の賛成ボタンを、反対の諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。 ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成12票、反対3票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成多数であります。  よって、本件については、委員長報告のとおり原案が可決されました。 ○議長(乾 章俊君) 次に、議案第84号について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君は投票機の賛成ボタンを、反対の諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。
    ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成12票、反対3票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成多数であります。  よって、本件については、委員長報告のとおり原案が可決されました。 ○議長(乾 章俊君) 次に、議案第95号について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君は投票機の賛成ボタンを、反対の諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。 ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成13票、反対2票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成多数であります。  よって、本件については、委員長報告のとおり原案が可決されました。 ○議長(乾 章俊君) 次に、議案第128号について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君は投票機の賛成ボタンを、反対の諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。 ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成12票、反対3票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成多数であります。  よって、本件については、委員長報告のとおり原案が可決されました。 ○議長(乾 章俊君) 次に、陳情第7号について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件に対する委員長報告は不採択でありますので、陳情原案について採決いたします。  本件については、陳情原案を採択とすることに賛成の諸君は投票機の賛成ボタンを、反対、つまり不採択とする諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。 ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成4票、反対11票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成少数であります。  よって、本件については、委員長報告のとおり陳情原案は不採択に決しました。 ○議長(乾 章俊君) 次に、陳情第10号について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件に対する委員長報告は不採択でありますので、陳情原案について採決いたします。  本件については、陳情原案を採択とすることに賛成の諸君は投票機の賛成ボタンを、反対、つまり不採択とする諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。 ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成3票、反対12票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成少数であります。  よって、本件については、委員長報告のとおり陳情原案は不採択に決しました。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) 次に、日程第38、議案第68号から日程第58、陳情第9号までの21件を一括議題といたします。  これら21件については、かねてその審査を建設産業委員会に付託してありましたので、これより同委員長から審査経過並びに結果の報告を求めることにいたします。 ○議長(乾 章俊君) 下牧建設産業委員長。             (建設産業委員長 下牧一郎君 登壇) ○建設産業委員長(下牧一郎君) 建設産業委員会に付託されました事件に対する審査経過並びに結果の報告をいたします。  本委員会は、付託事件27件のうち議案6件については、10日の本会議で議決されましたので、残る21件について、3月14日、及び17日、並びに先刻、委員会を開き、理事者から詳細な説明を聴取し、慎重に審査をいたしました。  その結果、議案第68号、令和4年度勝山市下水道事業特別会計予算  議案第69号、令和4年度勝山市農業集落排水事業特別会計予算  議案第70号、令和4年度勝山市水道事業会計予算  議案第71号、令和4年度勝山市市有林造成事業特別会計予算  議案第110号、勝山市地区計画等の案の作成手続に関する条例の制定について  議案第112号、債権の放棄について  議案第114号、勝山市水道水源保護条例の一部改正について
     議案第115号、勝山市滞在型コンベンション施設勝山ニューホテル」の設置及び管理に関する条例の廃止について  議案第116号、財産の処分について  議案第117号、解約金の額を定めることについて  議案第118号、勝山市企業振興条例の一部改正について  議案第119号、勝山市道の駅「恐竜渓谷かつやま」の設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第120号、はたや記念館「ゆめおーれ勝山」の設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第121号、恐竜のまち構想基金条例の廃止について  議案第122号、勝山市原山地域振興基金条例の廃止について  議案第123号、勝山市市民交流センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第124号、勝山市立北谷コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第125号、勝山市立野向コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第127号、大蓮寺バイパス幹線整備工事請負契約の変更について  以上19件については、いずれも原案を可決することに決しました。  次に、陳情第6号、シルバー人材センターに対する支援を求める意見書の提出については、採択とすることに決しました。  次に、陳情第9号、水田活用の直接支払い交付金の見直しの中止を求める陳情については、不採択とすることに決しました。  以下、審査された内容について、主だったものを報告いたします。  まず、議案第68号でありますが、新規事業として、下水道使用料のコンビニ納付に対応したシステム改修費や法定耐用年数を経過する下水管渠更新のための現状調査業務委託料などが計上されているとの説明がありました。  委員会では、三谷川流域浸水対策事業や公共下水道施設の老朽化対策に関する質問や意見などがありましたが、採決の結果、全会一致で可決されました。  次に、陳情第9号でありますが、国の減反政策に応えてきた農家を助けるためにも、陳状内容に理解を示すべきとの意見もありましたが、それには転作に対する補助の拡充を求めていくべきであり、5年間、一度も稲作を行わなかった水田を水田活用の直接支払い交付金の支給対象から外すことは理解できるとする意見が多く、採決の結果、不採択とすることに決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(乾 章俊君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。               (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 ○議長(乾 章俊君) 久保幸治議員。               (6番 久保幸治信君 登壇) ○6番(久保幸治君) 日本共産党の久保です。  私は、陳情第9号、水田活用の直接支払い交付金の見直しの中止を求める陳情について、採択を求めて討論します。  2022年度からの水田活用の直接支払い金の見直しというのは、あぜや水路がなくて水割りができない水田や2022年以降、5年間、一度も米をつくらなかった水田を水田活用の直接支払いの交付金の対象外、つまり外すということです。  全国でも同様の農業事情であり、市内においても基幹産業と位置づける農業の、農家の現状はこれ、悲惨なものがあります。  米価の下落により、日本人の主食である米をつくると経費倒れ、出費がかさみ赤字になることがわかっていながらでも、それでも先祖からの農地を守ろうと、そのために農業を続けているわけです。  市内農業の環境の現状というのは、農業者の減少や後継者不足、高齢化の進行、輸入農産物の増加、肥料や農業経費の高騰、米価の下落、これ四面楚歌どころか八方塞がりです。  この国の農政は、米が多いから減反をしろ、こう言い、そして魅力的な産地づくり、これから儲かる作物づくりを、こういうぐあいに言ってきたわけです。  今度は、5年に一度、米をつくらなかった場合は交付金は出さないと。これは、今まで国に対して生産調整に協力してきて転作物の生産拡大に取り組んできた農家に対する重大な裏切りです。水田、そして日本の農業を維持できなくさせるものですよ。  全国の農家からも叫び声が聞こえています。  転作割合の多い北海道なんかでは、交付金がなくなれば経営が続けられなくなる、土地改良区の支払いもできなくなる、これでは農家も農業団体も立ちいかなくなる、これ北海道です。  農協も県も、寝耳に水だと言っている。  飼料が高騰して、輸入牧草が入ってこない中、牧草の補助金単価を引き下げるのはむちゃくちゃだと、これは福島県の農家の声です。  転作でそばをつくっているが、水田のままだとそばが育つ土壌にならないと、そば用の土壌にするにはつくり続けなければいけないんだと、5年に一度の水田に戻せなんていうのは机上の空論だと、これ長野県の農家がこういうぐあいに言っています。叫び声です。もうすでに。  市内でも、農業法人、組合などの大規模な経営ほど収益性が低くて補助金交付に頼らざるを得ない現状があります。  国の農政は、ただ農業予算の縮小を画策するのみで、食料自給率についても多面的機能についても全く真剣に触れることなく、この国の農林水産が有する価値というのをまともに考え、語れる人がいない現状と言うのは、農水省にこの国の農業を本当に守っていくという意思がないんじゃないかと考えざると得ません。  では、勝山市の農業、農家を誰が守るのか。  米づくりや野菜づくりを金勘定でしかはかれず、経費節減の名目で行う国の猫の目農政、勝山市の農家、農地を守ることはできないですよ。  私たちができることは、市内の農家はもとより、福井県内の農家、農地の保全、食料の生産、農業の存続を応援、ここを応援し、支援していくことです。  建設委員会の不採択ですが、これは本当にいいことなんでしょうか。  このような農家の現状、そして今回の見直しにより交付金の対象、水田から除外されることにより、農地維持や農業水利施設の管理が困難となったり耕作放棄地の増加、離農者の増加、こういうことも予想される中で、これでは市内の農家も農地も救えないと。  この陳情に採択をして、国に見直しを求める、こんなことするのやめてくれと、そういうことが、訴えることが私たちができることではないですか、そうは思いませんか。  党派も会派も、主義、主張も飛び越えて、市内の農家の皆さんのために力を合わせましょうよ。支援していきましょう。  討論時間も制限があり、全ての問題に触れることはできませんけども、この採択を求める、水田活用の直接支払い金の見直しの中止を求める陳情の討論といたします。 ○議長(乾 章俊君) 以上で討論を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) ただいま建設産業委員長から報告のあった21件のうち、議案第68号から陳情第6号までの20件を一括して採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) これら20件に対する委員長報告はお聞きのとおりであります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  これら20件については、委員長報告のとおり原案を可決並びに採択と決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、これら20件については、委員長報告のとおり原案が可決並びに採択されました。 ○議長(乾 章俊君) 次に、陳情第9号について採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件については、押しボタン式記名投票により採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を命じます。                   (議場閉鎖) ○議長(乾 章俊君) ただいまの出席議員数は15名であります。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件に対する委員長報告は不採択でありますので、陳情原案について採決いたします。  本件については、陳情原案を採択とすることに賛成の諸君は投票機の賛成ボタンを、反対、つまり不採択とする諸君は投票機の反対ボタンを押して投票願います。                   (投  票) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 投票漏れなしと認めます。 ○議長(乾 章俊君) 投票を終了いたします。 ○議長(乾 章俊君) 議場の閉鎖を解きます。                   (議場開鎖) ○議長(乾 章俊君) 投票の結果を報告いたします。 ○議長(乾 章俊君) 投票総数15票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち、賛成3票、反対12票。 ○議長(乾 章俊君) 以上のとおり、賛成少数であります。  よって、本件については、委員長報告のとおり陳情原案は不採択に決しました。 ○議長(乾 章俊君) ここで、暫時休憩いたします。           ―――――――――――――――――――――――                 午後 6時 5分 休憩                 午後 6時12分 再開           ――――――――――――――――――――――― ○議長(乾 章俊君) 再開いたします。 ○議長(乾 章俊君) 次に、日程第59、議案第81号を議題といたします。  本件については、かねてその審査を総合計画特別委員会に付託してありましたので、これより同委員長から審査経過並びに結果の報告を求めることにいたします。 ○議長(乾 章俊君) 近藤総合計画特別委員長。            (総合計画特別委員長 近藤栄紀君 登壇) ○総合計画特別委員長(近藤栄紀君) 総合計画特別委員会の報告をいたします。  本特別委員会は、令和2年12月定例会以降、8回委員会を開催し、第6次勝山市総合計画の策定に関する事項について理事者から詳細な説明を聴取し、議論、協議、提案を行い、慎重に審査を行ってまいりました。  委員からは、策定後は勝山市市民憲章を市民の皆様が身近に感じるよう活用していくことへの希望や今後も勝山市の素晴らしい教育や自然環境など、他に秀でた魅力やポテンシャルを生かした政策を進め、それがSDGsの達成にもつながっていけるよう勝山らしさを基本にしたまちづくりを期待する等の意見がありました。  これらに対して理事者からは、総合計画策定後も市民意見交換会を行い、政策推進に関する市民の意見を聴取し、議会にも進捗状況を報告しながら柔軟に進めていきたいとのことでした。  採決の結果、議案第81号、第6次勝山市総合計画の策定については、全会一致で原案のとおり可決することに決しました。  また、今定例会で付託された議案第81号の審査終了により、本特別委員会の目的が達成されたことを確認しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(乾 章俊君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。               (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより討論に入ります。
                  (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) 本件に対する委員長報告は、お聞きのとおりであります。  お諮りいたします。  本件については、委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。                「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員長報告のとおり原案が可決されました。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) 次に、日程第60、議案第129号、勝山市教育委員会教育長の任命についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 ○議長(乾 章俊君) 水上市長。               (市長 水上実喜夫君 登壇) ○市長(水上実喜夫君) 上程されております議案第129号、勝山市教育委員会教育長の任命について、その提案理由の説明を申し上げます。  現在の教育委員会教育長であります梅田幸重氏から、都合により令和4年3月31日をもちまして教育委員会教育長を辞職したいとする願いがあり、これを承認することといたしました。  そこで新たに、勝山市旭町2丁目6番39号2、油谷泉氏、60歳を勝山市教育委員会教育長に任命いたしたいと存じます。  油谷氏は、人格、識見ともに優れた方であります。  したがいまして、この件について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意をいただきたいものでございます。 ○議長(乾 章俊君) これより質疑に入ります。               (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。 ○議長(乾 章俊君) ただいま議題となっております本件については、会議規則の定めるところにより、委員会の付託を省略いたしたいと存じます。 ○議長(乾 章俊君) これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(乾 章俊君) これより討論に入ります。               (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、これに同意することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については、原案が同意されました。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) 次に、日程第61、議案第130号、勝山市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております本件については、会議規則の定めるところにより、提案理由の説明を省略いたしたいと存じます。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については、提案理由の説明を省略することに決しました。 ○議長(乾 章俊君) これより質疑に入ります。               (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより討論に入ります。               (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、原案を可決することに御異議ありませんか。                「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については、原案が可決されました。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) 次に、日程第62、意見書案第6号、シルバー人材センターに対する支援を求める意見書を議題といたします。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております本件については、会議規則の定めるところにより、提案理由の説明を省略いたしたいと存じます。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については、提案理由の説明を省略することに決しました。 ○議長(乾 章俊君) これより質疑に入ります。               (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより討論に入ります。               (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、原案を可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については、原案が可決されました。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) 次に、日程第63、意見書案第7号、中華人民共和国による人権侵害問題に対する意見書を議題といたします。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております本件については、会議規則の定めるところにより、提案理由の説明を省略いたしたいと存じます。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については、提案理由の説明を省略することに決しました。 ○議長(乾 章俊君) これより質疑に入ります。               (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより討論に入ります。               (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、原案を可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については、原案が可決されました。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) 次に、日程第64、決議案第1号、ロシア連邦によるウクライナ軍事侵攻に断固抗議する決議を議題といたします。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。
     ただいま議題となっております本件については、会議規則の定めるところにより、提案理由の説明を省略いたしたいと存じます。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については、提案理由の説明を省略することに決しました。 ○議長(乾 章俊君) これより質疑に入ります。               (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより討論に入ります。               (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) これより採決いたします。 ○議長(乾 章俊君) お諮りいたします。  本件については、原案を可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については、原案が可決されました。 ○議長(乾 章俊君) この際、お諮りいたします。  ただいま可決されました意見書案2件及び決議案1件については、その字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと存じますが、これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) 次に、日程第65、委員長の報告を求めることにいたします。  議会改革特別委員長の報告を求めます。 ○議長(乾 章俊君) 帰山議会改革特別委員長。            (議会改革特別委員長 帰山寿憲君 登壇) ○議会改革特別委員長(帰山寿憲君) 議会改革特別委員会の報告をいたします。  本委員会は、去る1月25日、2月18日、3月22日に委員会を開き、議員定数について協議しました。  議員定数については、議会みずからが判断して決定すべきものであることは議員全員の共通した認識であり、また前期の議会から定数の削減については改めて協議することが申し送り事項となっていました。  これを受けて、改選後最初の定例会である令和元年9月定例会において、議会改革特別委員会を設置しました。  なお、議員定数の改正を行った場合、適用は改正後最初の一般選挙からと地方自治法で定められており、4年間の時間があったため、当初の1年間はすでに取りかかっていた議会の電子化を進めることとし、翌令和2年9月定例会より協議を始め、次期一般市議会議員選挙1年前の令和4年6月定例会での議員定数関連の条例改正を目標に協議を続けてまいりました。  また、現在、議会はペーパーレス化を達成していることを申し添えます。  特に、令和3年9月定例会以降は毎月委員会を開き、議員定数についてのみ協議を続けてまいりました。  その中で、当初令和4年6月定例会において結論を出す予定を早め、令和4年3月定例会にて結論を出すことにしました。  迎えた今定例会において、次項以下の項目について慎重に協議を続けてきた結果、勝山市議会議員の定数を次期一般選挙から2人削減し14人とすることといたしました。  その理由として、勝山市の財政及び人口、県内他市や全国の類似団体と人口が同規模自治体の定数、標準財政規模の推移、全国における人口最小市の定数等の数値などを複合的に考慮し、さらに現在の社会情勢、想定される今後の勝山市の状況や市民の意見なども加味し、勝山市が県内では最小の人口数であることも踏まえた上で2名の削減としました。  ただし、これは今後社会状況が大きく変化し勝山市が発展を遂げ、明らかに市の規模が拡大したときには議員定数を増やすことを含んだ上での結論です。  続いて、協議の経過を報告します。  当初、市民団体との対話から進めたいと考えていましたが、折しも新型コロナウイルスの影響を受け、一部の団体以外ほとんど実施できない状況でした。  そのような中で、一部団体からいただいた御意見も参考に協議を続けた結果、主たる意見は以下の5案に集約されました。  1、2名削減すべきである。  理由としては、市民の声があるから、人口が減少したから、財政が厳しいからがあげられました。  2、2名程度削減すべきであるが時期が適当ではない。  同様の理由ですが、人口が2万人を割り込む状況に至ったときでよいとする意見です。  3、1人削減し、将来的にもう1人削減し2人削減する。  上記1案と2案の中間案です。  4、現状を維持すべき  市民の声を行政に反映させるためには、議員定数は削減すべきではないとする意見です。  5、増やすべきである  4案の理由により現状より増やすべきとするものです。  また、市民の議員定数を削減すべきとする声の理由についてですが、議員が聞いている中で主なものは、人口減少、財政規模縮小、他市の動向や議員の資質、仕事量に関するものでした。  これらを受け、さらに協議を続けて意見の集約をはかりました。  当初は、今後の議員定数のあり方に向けて勝山市の規模を示す値を求めましたが、単独の数値では該当するものは決定できませんでした。  引き続き、勝山市の人口、当初予算の推移と前回削減時からの議員定数の比率、県内各市町と国の定める類似団体及び人口の前後する自治体の議員定数、勝山市の標準財政規模の推移、国内における人口1万人以下の市の議員定数などをもとに協議を続けました。  その中では、前回16人への削減についても疑問があるとの意見もありました。  県内において最も議員一人あたりの人口数が少なく、経費が大きいとの意見もありましたが、全国的にみても人口や経費に対して議員定数は正比例していないことや経費については過去の議員年金の負担を背負っていること、負担の内容に各市でばらつきがあることがわかりました。  現在、国内において最も人口が少ないのは歌志内市で、人口約2,900人、議員定数は8人です。次は夕張市で、約7,000人の人口に対し8人の定数となっており、一定の人口以下ではある程度の議員定数が必要であることも協議の対象となりました。  また、全国の類似団体、人口数近似市においては、議員定数を16人とする自治体の割合が最大でした。  一方、勝山市の一般会計予算や標準財政規模にはばらつきがあるものの大きな変化はありませんでしたが、市税収入は減少が見られました。  直接伺った団体からの議員の活動量、仕事量により定数を決めるべきであるとの意見についても協議がなされ、活動内容の周知方法についてさまざまな意見がありました。  以上を踏まえた協議の結果、当年2月の委員会において賛成多数で定数を削減することを決定しました。  今定例会においても慎重に協議を行い、意見の調整と集約をはかった結果、4分の3以上の賛成を得て2名削減の結論に至りました。  また、全会一致とはならず、市民の声を広くすくいあげるためには削減すべきではない、もしくは増やすべきであるとの意見があったことを申し添えます。  なお、議員定数を改正する条例案は、令和4年6月定例会に提出いたします。  以上で委員長報告を終わります。 ○議長(乾 章俊君) 次に、議会運営委員長の報告を求めます。 ○議長(乾 章俊君) 丸山議会運営委員長。             (議会運営委員長 丸山忠男君 登壇) ○議会運営委員長(丸山忠男君) 議会運営委員会の報告をいたします。  本委員会は、去る3月8日、22日及び本日、委員会を開き、種々議論をいたしました。  最初に、8日の委員会では、各議案や陳情の付託先、委員会の日程などについて協議を行いました。  22日の委員会では、まずは前回主に協議を行いました事項について確認を行いました。  さらに、議会運営の改革については、これまで改革を実施した事項を確認するとともに、今後も当初策定したスケジュール表に基づき進めていくことについても確認をいたしました。  また、機構改革に伴う委員会条例の一部改正や昨今の世界情勢を鑑みた意見書及び決議も提出することを決めました。  本日の委員会では、主に6月定例会の会期日程を協議し、その会期を6月7日から23日までの17日間と決めました。  今後も、二元代表制の一翼を担う議事機関としての責務、役割をしっかりと果たしつつ、円滑な議会の運営を期すため、議会運営全般にわたり協議し、意見調整に努めてまいります。  以上で、報告を終わります。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) ここで、梅田教育長より挨拶を受けます。 ○議長(乾 章俊君) 梅田教育長。               (教育長 梅田幸重君 登壇) ○教育長(梅田幸重君) このたび、退任させていただくことになりましたので、一言御挨拶を申し上げます。  平成22年4月に勝山市の教育委員会教育長を仰せつかりまして、それから丸12年がたちました。いろんなことがございました。  過ぎてみれば短いという、どなたでもおっしゃるせりふになってしまうんですけども、その間、勝山市体育館ジオアリーナの建設、それから国体、バドミントン競技の誘致、平泉寺のまほろば、あるいは旧木下家住宅の修復等々大きな事業もたくさんございました。  これらについては、市議会の御指導やらいろんな御力添えをいただいて、順調にといいますか、進んできた感じがいたしております。  学校教育においても、環境教育、あるいはまた英語教育などは全国から高い評価をいただいて、各地から視察がみえるという大変喜ばしい状況でございました。  ただ、その中で、最も大きい課題であろうと思われる学校再編に関しましては、着任早々にもうすでに市の素案が示されておりまして、そこから一気に走り出したという状況でございましたけども、以来、今日まで紆余曲折がございまして、きょうに至ったわけであります。  皆さん賛成をいただいて次のステージへというのが理想的でございますけども、こういった反対という御意見もございます。  そういった中で、きょうようやく関連予算も御認めいただきまして、次の段階へ入っていくという状況でございます。  もちろん、その次の段階というのは、なかなかこれもまた状況は大変なことがあろうと思います。  そして、そういうこともありまして、水上市長からは、もうちょっと、もうしばらくなんとかならんかというふうな非常に身に余る御声もいただきましたけども、一つの区切りができたこと、それから本当に次を託すには最適任と思われる方にバトンをお渡しできる、このタイミングで退任させていただきたいなということでございます。  いずれにしましても、市議会を初め、多くの方にさまざまな御支援をいただいて、この12年間を終えることができたと思っておりまして、方々に本当に漢字でいうと感謝の2文字、これに尽きると思っております。  そして、私にとりまして、言わば人生で最後のお勤めになりますこの12年間でございましたけども、生まれ育った勝山市において精一杯仕事をさせていただいたことに大変幸せを感じております。  今の私の気持ちは、ふるさとの山はありがたきかなという心境でございます。  最後になりましたけども、市議会議員の皆様を初め、多くの皆様方のますますの御健勝と御活躍、そしてこの勝山市のわくわくとした発展、それを心から御祈念申し上げまして、簡単でございますけども御礼の御挨拶とさせていただきます。  本当にありがとうございました。 ○議長(乾 章俊君) ここで、下道議員より花束贈呈を。                   (花束贈呈) ○議長(乾 章俊君) 以上で、今期定例会に付議されました事件の全てを議了いたしましたので、今期定例会はこれをもって閉会いたします。
              ―――――――――――――――――――――――                 午後6時37分 閉会           ―――――――――――――――――――――――  押しボタン式記名投票における賛否の氏名  事件番号および事件名 議案第8号   中学校を勝山高校敷地内に建設することに反対する陳情書  投票総数 15票  有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 5名   2番 中山光平君   4番 冨士根信子君   5番 高間清一君   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  反対に投票した議員 10名   1番 松本聖司郎君   3番 安岡孝一君   7番 竹内和順君   8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君  事件番号および事件名 議案第63号の修正案   令和4年度勝山市一般会計予算の修正案  投票総数 15票  有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 5名   2番 中山光平君   4番 冨士根信子君   5番 高間清一君   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  反対に投票した議員 10名   1番 松本聖司郎君   3番 安岡孝一君   7番 竹内和順君   8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君  事件番号および事件名 議案第63号   令和4年度勝山市一般会計予算  投票総数 15票  有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 10名   1番 松本聖司郎君   3番 安岡孝一君   7番 竹内和順君   8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君  反対に投票した議員 5名   2番 中山光平君   4番 冨士根信子君   5番 高間清一君   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  事件番号および事件名 議案第64号   令和4年度勝山市国民健康保険特別会計予算  投票総数 15票  有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 13名   1番 松本聖司郎君   2番 中山光平君   3番 安岡孝一君   4番 冨士根信子君   5番 高間清一君   7番 竹内和順君   8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君  反対に投票した議員 2名   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  事件番号および事件名 議案第82号   勝山市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部改正について  投票総数 15票
     有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 12名   1番 松本聖司郎君   3番 安岡孝一君   4番 冨士根信子君   5番 高間清一君   7番 竹内和順君   8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君  反対に投票した議員 3名   2番 中山光平君   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  事件番号および事件名 議案第83号   勝山市職員の給与に関する条例の一部改正について  投票総数 15票  有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 12名   1番 松本聖司郎君   3番 安岡孝一君   4番 冨士根信子君   5番 高間清一君   7番 竹内和順君   8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君  反対に投票した議員 3名   2番 中山光平君   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  事件番号および事件名 議案第84号   勝山市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について  投票総数 15票  有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 12名   1番 松本聖司郎君   3番 安岡孝一君   4番 冨士根信子君   5番 高間清一君   7番 竹内和順君   8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君 反対に投票した議員 3名   2番 中山光平君   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  事件番号および事件名 議案第95号   にこにこ地域づくり基金条例の制定について  投票総数 15票  有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 13名   1番 松本聖司郎君   2番 中山光平君   3番 安岡孝一君   4番 冨士根信子君   5番 高間清一君   7番 竹内和順君   8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君  反対に投票した議員 2名   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  事件番号および事件名 議案第128号   勝山市立中学校再編準備委員会条例の制定について  投票総数 15票  有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 12名   1番 松本聖司郎君   2番 中山光平君   3番 安岡孝一君   5番 高間清一君   7番 竹内和順君
      8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君  反対に投票した議員 3名   4番 冨士根信子君   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  事件番号および事件名 陳情第7号   北陸新幹線が大阪へ延伸するまで、特急「サンダーバード」「しらさぎ」をJR西日本・JR東海の運営・運行で現行のまま存続させることを求める陳情  投票総数 15票  有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 4名   2番 中山光平君   4番 冨士根信子君   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  反対に投票した議員 11名   1番 松本聖司郎君   3番 安岡孝一君   5番 高間清一君   7番 竹内和順君   8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君  事件番号および事件名 陳情第10号   インボイス(適格請求書)制度の中止を求める陳情  投票総数 15票  有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 3名   2番 中山光平君   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  反対に投票した議員 12名   1番 松本聖司郎君   3番 安岡孝一君   4番 冨士根信子君   5番 高間清一君   7番 竹内和順君   8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君  事件番号および事件名 陳情第9号   「水田活用の直接支払い交付金」の見直しの中止を求める陳情  投票総数 15票  有効投票 15票  無効投票  0票  賛成に投票した議員 3名   2番 中山光平君   6番 久保幸治君  16番 山田安信君  反対に投票した議員 12名   1番 松本聖司郎君   3番 安岡孝一君   4番 冨士根信子君   5番 高間清一君   7番 竹内和順君   8番 吉田清隆君   9番 下牧一郎君  10番 近藤栄紀君  11番 下道惠子君  12番 丸山忠男君  13番 松山信裕君  14番 帰山寿憲君  地方自治法第123条第2項の規定に基づき上記会議の次第を記録し、これを証するために署名する。  令和  年  月  日   勝山市議会議長  令和  年  月  日   勝山市議会副議長  令和  年  月  日   署名議員  令和  年  月  日   署名議員...